著者:青山 茂 絵:沢田 重隆
1988年から94年に掛けて同じ画家の挿絵で、京都は寿岳章子、奈良は青山茂で発行された随筆である。奈良は上下巻を北部と南部に分けて街道を訪ねている。司馬遼太郎の『街道をゆく』から20年近く経過し、横大路、下つ道もはっきり記載されているが、札の辻は古い民家が残されていると言った記述にとどまっているが、記録されているのが分かる。
このシリーズは、なんと言っても挿絵のすばらしさである。白黒の単色であるが、写真以上に建物や風景、植物や雨粒までもわかる挿絵である。この絵を見るだけで、奈良のあらゆる街道を歩いた気分を味わえる。京都編共々おすすめである。(T.Y.)
草思社
発行:上 1989年 下 1991年
上 2,447円 下3,570円(税込み)




